侘・寂(わび・さび)
昔は良く分からなかったんですが、最近は少し歳を重ねて侘・寂(わび・さび)なるものが、少しだけ理解できるようになってきました。
侘とはその文字から連想されるそのままで、その意味は、形容詞「わびしい」から来ているようです。 本来は良い概念ではなかったのですが、いつしか禅宗の影響などもあって美意識の中にとりこまれていったようです。平たく解釈して行くと「正直に慎み驕らぬ態度」の中に美しさがあるのかなと感じます。
寂も書いて字のごとく「さびしい」から来ているようで、経過によって劣化した様子(経年変化)を意味しているようです。本来は良い概念ではなかったが、「徒然草」などには古くなった冊子を味わい深いと見る記述があり、この頃には古びた様子に美を見出す意識が生まれていたことが確認されています。 これは、歳を重ねて老いるのでは無く「いぶし銀」の輝きを放つ大人になれということだと僕なりの解釈しております。
若いころは繁華街で遊んだり、身につけるものは一流ブランドへの憧れが人一倍強かったのですが、最近は一眼レフカメラを持って自然の風景を撮るのが大好きですし、その中に美しさを感じれるようになりました。
美しさへの価値観が歳を重ねる中で大きく変化して行ったのかも知れません。少し違うのかも知れませんがこういったことが「侘・寂」を知ることなのかな?そう、思ったりもしています。
以前のブログにも書きましたが、経営者としても質の向上を重視しています。 社長というのは裸の王様になりがちなので、自分を戒める為にも、私に意見をしっかりとしてもらえる御意見番の先輩を社長室長、監査役2名にお迎えしています。
社長室長の川瀬取締役は前職は滋賀県警の刑事課長しておられ、私より年上の先輩です。 監査役の林秀春 先生は元高松国税局長を歴任され現在は税理士をされておられます。もう一人の弊社の監査役の大野敢 先生は大阪地検特捜部副部長から現在は弁護士をされています。
いつも3名の大先輩は是は是、非は非と私に意見をしていただけるので本当に勉強になっています。 (なので、取締役会は、私も緊張感を持って臨んでおります。)
人はいくつになっても注意をしていただいたり、教えてもらうことが大切だと思います。 ですから、必要以上に偉ぶらず決して傲慢にならぬよう自分の質を高められるように努力を重ねてます。(汗)
二日ほど前ですが、ふと社長室から下を眺めると車の行ききによる光のシャワーが美しかったので撮ってみました。↓
写真の画像も少しシャッタースピードと絞りを変えるだけで、こんなに見え方が違うんですよね。
経営も生き方も、少し考え方や習慣を変えると違うシーンが見えてくるんだろうなと思います。
未熟ということは大切なんだよ。
僕だって未熟。
天狗になったらおしまいだよ。
(池波 正太郎)
何か、まとまりの無い文章になりましたね・・・まっいいか(笑)
では、また♪