2014年度 第23期の新入社員研修
2年ぶりに株式会社ジェムケリーに多数の新入社員が入って来ました。
幾多の苦難を乗り切って、新たな仲間を迎えられるを心から嬉しく思います。
4月の17日〜18日迄が23期生の新人が本社に集まって、久しぶりに新人研修を実施しました。
私も4年ぶりに初日に5時間に渡り自ら研修にあたりました。よく、トップはドンと構えてじっとしていればいいと言われる経営者もおられます。
でも、オレはそう思いません。
徳川家康の名言ですが、
「上司が現場に出ないで勝つことはできない」
諸人の頭(かしら)などをするいまどきの者で、軍略を立てて床几(しょうぎ:折り畳み式簡易腰かけ)に腰をかけ、采配を持つ手さえ汚さずに、口先だけで戦に勝てるものと心得ているのは、とんだ考え違いだ。 (徳川家康)
まず、トップである自分が再び創業の精神に立ち返り、現場に立つ事が一番大事だと感じたからです。
モチロン!若い時ほど動けるかと言われると無理かも知れません!しかし、その年代でオレは出来る限り極限の自分のBESTを尽くす事が大切だと思うのです。
今回は、支社長と営業部長も参加させて、会社の歴史と反省について語り。
今後のジェムケリーのネクストステージについては教育ではなく「共育」という時間を新しい仲間と共有しました。
私たちは第23期ですが、生まれ変わった第一期を踏み出す為の新しい会社を作るためのそんな懐かしいような感覚でした。
どんな道であれ、ひたすら学ぶ時期を経ずして成功なんてありえない。
この間、リーダーズというTOYOTA自動車が日本の国産車を産み出して行くドラマを見て本当に感動したのですが、豊田喜一郎さんも、初期にはひたすら学び幾度も失敗を繰り返し、金融機関に見放され、
倒産寸前まで追い込まれながらも最後は世界のTOYOTAの基礎を作られた物語には感動しました。
<<今年の新入社員たちと>>
創業当時に会社が軌道に乗り始めて、新しいメンバーとこうやって写真を撮った事があります。その後、会社が急激な成長をしたのを記憶しています。
結局のところ、企業の強さは「人」です。今期は一緒に「共育」という時間を通じて素晴らしい仲間と巡り合えました。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは見方、仇は敵なり」
私の尊敬する武田信玄の有名な言葉です。国を守るために大事なのは、城や垣ではなく、人の力である。情理を尽くすことで、人は味方となる が、逆に酷薄な態度は敵を増やす、といったような意味で、この言葉どおり、
家臣を大切にしていた信玄の軍団は、ほかの武将がうらやむほどに強 固な結束力を誇っていた。私も常に「人」を軸に置いた会社でありつづけたいと思います。
この、数年の危機の中でジェムケリーの幹部は誰一人として会社を去る事無く「一致団結」して苦難を乗り越えて、再び前を向き歩き始め、そしてネクストステージに向かい始めました。
ココ数年ですが、私はバカで無学なので、世に言う頭のいい人や、良い大学でた人、コンサルタントとか専門家みたいな人に、イロイロ教えてもらいますが、さっぱり理解出来ないどころか、全く良くならないんです・・。
<<新人の瞳は澄んでます>>
学歴とか偉い人からよりも、八百屋で店頭に立ってリンゴを売る事の苦しさを知っている人の話を聞く方がずっと為になりました。
いつバランスが崩れて綱から落ちるか分からない人は、緊張感を伴って人生を歩いておられる。そのため、あらゆる平衡感覚を身につけておられるので本当に教えてもらって勉強になった。 そして、フラットな目でオレを見てくれた。
しかし、平坦な道 を歩む人は油断が生じやすく、そのため環境の変化に気づいた口ぶりで語られるけど気づいてない人が本当に多かった。
そういう人は、一度バランスを崩すとそれに対処する能力が培われていなかったりするんだろうなあ。
そういうオレはバカですから、人の何倍も努力しないと。
22年間ジェムケリーやってきて、色々なことがあった。先の分からない不安に押し潰されそうなこともよくあった。同じく不安を抱える幹部によく言ったものだ。「いつか笑い話になる」と。振り返ると確かにそうなっている。現在は間違いなく・・。
「不安や恐怖の正体は、もう少し先まで組織を存続させられたら見極められる。そして、今回もいつか、また笑い話になる。」そう信じてます。
では、また♪
GACKTのブログマガジン OH! MY GACKT!でも中野猛のコーナーを執筆中です。