ジェムケリー20回目の12月・・
2011年も本当に後、1か月を切っちゃいました。 そして、私達 jewelryshop の人間にとっては、一番忙しい時期の到来です!
ジェムケリーを設立して20回目の12月を迎えるわけですが、我ながら継続して此処まで来れたことを心から嬉しく思います。
「創業は易く守成は難し」
この諺をご存知でしょうか?新しく事業を興すことよりも、その事業を長く継続して守り続けていくことのほうが難しいということを言っているのです。
先頃も家の庭が荒れていたので、花を植えました。
ガーデニングで植物を枯れさせずに長く育てて行くのも水をやり、肥料を与えて、光を与えて根気のいる大変な作業です。 その代わりに綺麗な花を咲かせて私の気持ちを和ませてくれます。
しかし、一度咲いた花も一度は枯れて、また綺麗な花を咲かせる準備に入ります。 その際に 「水」 「肥料」 「光」 を与える作業のどれかを怠ったり、何で、こんな面倒臭いことをしなければならないのか?そんな疑問を抱いたりすると、枯れてしまい二度その綺麗な姿を見せてはくれません。
会社を存続させて継続させて行くのも非常に良く似ています。 「良い商品を提供する努力」 「良い接客をする努力」 「お客様と従業員を幸せにする努力」それらを怠れば必ず会社は潰れます。
綺麗な花を咲かせればミツバチが花の蜜を吸いに来るように、そこに多くの人達が集まって来るものです。 最近、ふと思ったのが会社の継続も会社の規模や質も、結局はその人の持つ器以上には大きくならないと言う事です。
company(会社)とはラテン語ではともにパンを食べる仲間という意味があります。 日本語に直せば「同じ釜の飯を食う仲間」みたいな感じですよね。
だから、自分が若いころに全てのサクセスを「金」だけで捉えていた頃は全然ダメだったんですよね。一方通行の自己中心的な考え方は必ず破綻します。 与えて貰う事ばかり考えている人からは多くの人が去って行きます。
相手が与えてくれれば、自分は相手に対して何を与えてあげることが出来るかを考えることってスゴク大切なことだと思うのです。
偉そうに書いてますが、自分が出来てないから反省の意味を込めて毎回書いてるんですよ(苦笑)。
写真のケーキはジェムケリーのお客様が青山店の開店祝いに作って下さいました。 本当に嬉しくて・・嬉しくて・・涙が出そうになります。商品をご購入いただいたお客様が祝って下さるのは商売人の冥利につきます。
その他もたくさんのお客様から、お祝いをいただきました。この場を借りまして御礼を申し上げます。 ありがとうございました。
そんな訳で20回目の少し経験を積んだジェムケリーが12月の年末商戦に臨みます!皆さま、ジェムケリーにお越しください。
ジェムケリーも来年20周年です。会社も人も若さ溢れるデビュー当時と違い歳を重ねると人の目を惹きつける華やかさは薄れて行く。
しかし「いぶし銀」というのがアクセサリーにある。
鏡面加工さ れた金は、少しずつ傷が入っていく度に、艶も無くなり色褪せる。いぶし銀の魅力は、その細かな傷によって醸し出される。逆にそれが何ともいえない魅力、媚びない魅力とでも表現しようか、それが「いぶし銀」の魅力である。
傷の無い「いぶし銀」など無い。人は誰もが見えない傷を負っている。その傷のおかげで、人の痛みを知りえる。酸いも甘いも知る者とは、傷だらけのいぶし銀のような魅力を持つ。
ジェムケリーは「いぶし銀」のような会社になろう。
では、また♪