25th anniversary Model
ホントにいいカタチで25周年がスタートしています!!
これも皆さんのおかげです!! 「感謝」
そんな節目の年に、うちの会社らしい素晴らしい時計がようやく完成しました。
VARTIXのクロノグラフなので意図して25周年のために作ったのでは無いのですが、25周年に完成したので、これも何かの縁かなと強いモノを感じています。
機械式時計の代表格とも言えるクロノグラフですがようやく完成しました。
しかし、その中でもムーヴメントに関しては拘りぬきました。
制御系は世界中の名だたるトップメーカでも搭載されている コラムホイール機構垂直クラッチ方式。
まあ、簡単に言えば時計にストップウォッチを別に搭載したのがクロノグラフです。
時刻と短い計測タイムの表示という、2つの独立した機構を備えています。秒、分、時表示カウンターは、プッシュボタンを使用して、スタートおよびストップの操作を行います。
これにより、それぞれの正確な経過時間をダイレクトに計測することができるようになっています。
この日本製のクロノグラフのムーブメントに今回は革では無く、敢えてスティールベルト仕様にしてみました。
ずっとレザーベルトに拘って時計を作ってきたのですが、この辺でスティールベルトにチャレンジしなければと思い頑張ったのですがかなり苦労をしました。
何度も失敗してドイツの工場に協力してもらい素晴らしいモノが完成しました。
時計づくりにチャレンジしてから6年くらいになりますが、不思議なもので年々完成度が高くなってきたのを肌で感じています。
昨年VARTIXのトゥールビヨンを発表したことで時計づくりへの自信は深まったのですが、クロノグラフの日付表示機能つきというポピュラーとも言える作品をMADE IN KYOTOで発表することが25周年を迎える我々にとって意義のあるものかと感じました。
時計におけるトゥールビヨンは車に例えるならイタリアのスーパーカーのような存在ですよね。
クロノグラフも複雑機能ではありますが、正確性や壊れにくいこと防水機能や全てにおいて完璧を求められて当然な時計だと思うのです。
これも車に例えるなら日本製の高級車のような存在かと思います。
販売や営業の会社からスタートした弊社ですが近年こうやってモノを創り、作ることで自分たちの想いをカタチにしてきました。
思えば自分の最初の仕事は自動車の整備士としてスタートしたわけで、本当は機械というかメカが好きなのです。
そんな機械好きの私が、自動車のセールスマンになり、その後、呉服、宝石のセールスマンを経て起業して、結局は本社に宝石工房や時計の工房を作ることになって…。
何か、回り回って原点に帰って来てるような気がするのです。
自分はヲタクだと思うのです。 いや絶対か(笑)
でも、ただの機械ヲタクで人生を終えないで良かったと思ってます。セールスマンなんて絶対にしたくなかった。
でも、セールスマンをやって良かった。今は本当にセールスマンの経験は自分にとって宝だと思ってます。
モノを作ることと接客すること、ビジネスにはどちらの経験も絶対に必要だと思うのです。
自分が社長をやれてるうちは、いろんなことに挑戦しようと思います。
やった事のない事に、挑戦して失敗してもカッコ悪いことじゃ無い。
リスクを取らずに尻込みすることの方がカッコ悪い。
一番カッコ悪いのは、自分がやろうともせずに、遠くから批判を言う奴。
更にカッコ悪いのは目の前で批判もできずネットに匿名で書き込んでる奴。
中傷や批判もまたリスクであり、挑戦者は常にそれに晒される。
最高のモノを作って、お客様の最高の笑顔をいただける。
ビジネスの究極はそして利益を得られる。
それが大事なんですよね。
年を重ねる度に本当にそう思えるから、年を重ねるのも悪く無いですね。
では、また♪