中野猛オフィシャルブログ

先輩の言葉…。

最近は、先輩方とご一緒させていただくことが多い。
先ごろも、もう20年近く、お世話になってる、元週間ダイヤモンドの取締役編集局長の曾根宏道さんとお会いした。
最近は、良く曾根さんと、お会いする機会が多いのですが、本当に勉強になることが多い。

そこで、なるほどと思った言葉がある。
中野くん、経営者として楽観主任者と悲観主義者では、どちらが生き残ると思う?
私は、楽観主義者では無いでしょうか? と答えた。
しかし、答えは悲観主義者だと仰られる。
その答えは、動物界で見れば人間は一番弱い生き物で、超悲観主義で絶えずビクビクして、いつ殺られるかわから無いという、リスクに晒されながら生きてきたDNAが組み込まれていて、そのお陰で動物界で人間が一番になったんだよ。
なるほど….。
確かにそうかも知れないと、思わず頷いてしまった。
私自身も、振り返ると会社も第24期に突入するまでに、大きなリスクに最大限の注意を払いながら会社の舵を取って来たので、今があるんだと痛感する。
確かに、自分自身を振り返ると楽観主義者では無かったなあ…。

それから、社内にはインプット型の上司と、アウトブット型の上司が居るんだよ。
まあ、君から見たら部下だけどね。
インプット型は最初に基本を教えて、一人前の人間になる為に口やかましく言う役目の人のことを指す。
アウトブット型は、おだて上手なユーモアが溢れる、言わば場の空気を明るくする人を指す。
モチロン会社には、どちらも必要なのだが、多くの人が会社を定年して去って行く時に、必ず口にするのは、今の自分があるのは、〇〇さんのお陰です。
と、言うのは、インプット型の上司のようです。
そして、創業者は、そのどちらも持ち合わせる稀有な存在らしいとのこと。
しかし、往々にしてインプット型の上司は、口うるさいので、リアルタイムでは人気が無いので、そう言う人を報いてあげるのが大事らしい。
流石に唸りました。
自分自身も振り返ると、人としての生き方や、悪いことが出来る位置に居ても悪いことをしない事が信用。
本をたくさん読め!
時間を守れ!嘘をつくな!仕事は日々、真剣勝負!
ホントに怒られながら人の道を教えて頂いた、上司の顔が頭に浮かんで来た。
ただ、楽しい場所にだけ連れて行ってくれた人の記憶は、もう薄っすら消えかけてる…。

不思議なものですね。
結局なものところ、最後に心を動かすのは批判でも命令でもなく後姿なんですね。
竹には節目があるように、人間や組織にも節目がある。
一つの節に始まりと終わりがあるので竹のしなりは、衝撃をしなやかに受け止めるから折れない。
それでいて竹の表面は固い。キズをつけようと思っても、奥までキズを届かせない強さを持っている。
竹の根っこは、家をも傾かせるチカラがある。
それは地に根づいている証だ。
だから倒れることはな い。
竹はまっすぐに伸びる。人としても会社としてもこうで無ければならない。
では、また♪
 
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